未来を切り拓く資産運用:夢・ゴールの設定が与える力

COLUMN

2024年1月から開始となった新NISAなどの影響もあり、これまで以上に資産運用について考える機会が増えているのではないでしょうか。資産運用を始めるにあたってのポイントの1つが、最初に『夢』・『ゴール』を設定することです。
今回は、資産運用を始めるにあたって、この『夢』・『ゴール』を設定することがなぜ大切であるかについて分かりやすく解説していきます。

01

なぜ『夢』・『ゴール』の設定が大切なのか

資産運用は目的ではなく、夢・ゴールを実現するための手段にすぎません。
例えば、ドライブの際に地図アプリを利用されている方も多いのではないでしょうか。ただし、地図アプリはあくまでも目的地にたどり着くための手段ですから、利用する際にはまずは目的地を決めて入力する必要があります。目的地を入力しなければ無事に行きたかった場所にたどり着けるか分かりませんよね。

資産運用を始める場合も同様で、まずは自分はどんな『夢』・『ゴール』を実現したいのかを考えることが大切です。
『夢』・『ゴール』と言っても難しいものではなく、例えば、住宅計画、お子さまの大学進学、趣味の充実、将来のリタイアメントなど、実現したいことを具体的に思い描くことから始めましょう。
次に、思い描いた『夢』・『ゴール』実現のための資金計画、「いつまでに」「いくらくらい必要か」「優先順位は?」を検討しましょう。
そうすることで、近い将来必要な○○のお金は着実に預金で貯める、将来△△のために準備しておきたいお金は資産運用を活用するといったように、『夢』・『ゴール』実現のための具体的な手段が見えてきます。

02

リスクコントロールを考える

始めた資産運用を継続していくためにはリスクのコントロールも大切です。
自分が許容できる以上のリスクをとった運用の場合、相場が大きく変動したときに「こんなはずじゃなかった!」「怖くて運用を続けられない」と運用が継続できなくなる可能性があります。
せっかく始めた運用を途中でやめてしまうということにならないためにも、やはり資産運用を始めるにあたって、『夢』・『ゴール』を明確にしておくことが大切です。ここを明確にしておくことで、自分にとって必要なリターンと許容できるリスクのバランスを考えやすくなり、自分に合った運用計画が立てやすくなります。

03

長期目線

資産運用の基本は長期投資です。しかし、10年、20年と資産運用を続けていく過程においては、例えば、リーマンショックやコロナショックのような市場の大きな変動を避けて通ることはできません。そして、このような大きな変動に直面すると、「このまま運用を続けても大丈夫なのか」といった不安を感じる方も多くおり、中には、運用を継続できない方もいます。
しかし、最初に夢・ゴールを具体的に設定し、その実現に向けて計画を立てて資産運用を始めた場合はどうでしょうか。

特に夢やゴールを設定しなかった場合と比べて、目先の変動に一喜一憂することなく、自分が最初に決めた目標に向けてブレることなく、冷静に、長期目線で運用を継続することができ、結果として、長期運用が可能となり、目指す『夢』・『ゴール』の実現に近づくことにつながります。

04

ライフプランに合わせて見直す

当初思い描いた『夢』・『ゴール』はライフプランの変化に応じて様々にカタチを変えていきます。
例えば、ご家族状況や住宅の計画、リタイアメントプランなど全てが当初思い描いたとおりに進むとは限りません。全く想定していなかったことが起こる可能性もありますし、そもそも年齢を重ねるにつれて人生観が変化していくことも考えられます。

そういった様々なライフプランの変化に伴う『夢』・『ゴール』の変化に合わせて、資産運用の計画を柔軟に見直すことが大切になってきます。定期的にご自身のライフプランについて考えてみることをお勧めします。

05

まとめ


資産運用を始めるにあたって『夢』・『目標』を具体的に設定することで・・・

  • 自分に合った無理のない資産運用計画を立てることにつながります
  • 市場の変動に一喜一憂することなく長期目線で考えることができます
  • 長期運用につながり、夢・目標の実現に近づきます
  • 定期的にご自身のライフプランを考えることも大切です
自分に合った資産運用について相談したい、相談しながらライフプランをふまえた資産運用を検討したい方は、ぜひFDAlcoまでご相談ください。

執筆者
株式会社FDAlco
RIA部 宮本 苑恵
◆2級ファイナンシャル・プランニング技能士

株式会社FDAlco 免許・許認可:金融商品取引業(投資助言・代理業)北陸財務局長(金商)第26号/加入協会:一般社団法人 日本投資顧問業協会